【パナソニックがテスラ株を売却】今後の電池事業を予想

 

ダツオメ
新卒で三菱電機へ入社
→デロイトトーマツコンサルティング
→パナソニック
→ITベンチャー(コロナ禍 30代で転職)
パナソニックがテスラの株を売却!
この先どうなるの?

こんな疑問を解決できる記事を書きました!

 

この記事では、パナソニック元社員の私が「パナソニックがテスラ株を売却した目的と今後の電池事業について徹底解説します。

 

動画で見たい方はこちらから。

 

それでは見ていきましょう!

テスラ株売却の詳細

まずは、テスラ株売却の詳細を見ていきます。

 

■テスラ株売却の詳細

・売却額:4,000億円

・用途:ブルーヨンダーの買収資金

テスラの株価は数年で急増しており、パナソニックはかなりの収益を上げています。

 

4,000億円の使い道は、およそ8,000億円したブルーヨンダーの買収資金に充てるとのことです。

ブルーヨンダーの買収の詳細は、パナソニックが大型買収!Blue Yonderの事業を徹底解説【元社員が解説】の記事を参考にしてください。

パナソニックが大型買収!Blue Yonderの事業を徹底解説【元社員が解説】

 

テスラ株の売却でパナソニックは次のようなコメントを出しています。

■パナソニックのコメント

「パートナーシップに影響を与えるものではなく、引き続き良好な関係を継続している」

 

「株は売却したけど、テスラとの関係はいいよ!」といったコメントですね。

 

株の関係がなくても大丈夫なの?

 

ダツオメ
別の会社が一緒にやっていくときはお互いの株を持つことが多いよ。
大丈夫ではない気が、、

 

通常、他の会社とタッグを組んで事業に取り組むときはお互いの会社の株を持ち合います。

win-winの関係でお互いの会社を伸ばしていこう!といった考え方です。

 

元々、パナソニックとテスラは関係がよくないと報道されましたが、株の売却でさらなる関係悪化が予想されます。

 

テスラ株売却の目的

続いて、テスラ株売却の目的について見ていきましょう!

 

赤字決算にしないため

1つ目のテスラ株売却の目的として、2020年度の決算を赤字決算にしないことが挙げられます。

2020年度はコロナ影響が大きかったので、決算をよくしたい気持ちはわかります。

 

決算の数字が悪いと、株価が下がり、経営がますます厳しくなります。

 

パナソニックの2020年度の決算は「【元社員が考察】パナソニック 2020年度決算発表」の記事をご覧ください。

【元社員が考察】パナソニック 2020年度決算発表

 

ギガファクトリー売却の準備?

gigafactory

2つ目のテスラ株売却の目的として、「ギガファクトリー売却の準備」が予想されます。

ギガファクトリーとは、アメリカにあるテスラの電池組み立て工場です。

リノというアメリカの田舎に広大な工場を建設しています。

 

テスラの敷地にパナソニックの電池の工場もあります。

パナソニックは数千億円かけて工場を作りました。

 

数年ずっと赤字だったギガファクトリーはやっと黒字化しました。

しかし、莫大な投資の回収には時間がかかりそうです、、

 

このテスラ株を売ったのは売却の準備を始めたのではないか!?と予想ができます。

パナソニック社内でも売却の噂は常に流れていました。

 

新社長の方針

2021年6月にパナソニックは社長が変わりました。

 

新社長は「M&Aを推進していく」と発言しています。

※M&Aとは、企業の買収のこと。

M&Aのために、「2年間で大きなキャッシュ(現金)を作る」との発言もありました。

 

このことからもテスラの工場を売却する可能性は十分予想ができます。

 

変わり者とも言われてる新社長を詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

パナソニック社長交代! 新社長の楠見雄規さんとはどんな人?【元社員が語る】

 

テスラ協働のメリット

では、テスラと協働するメリットは何があるのでしょう?

■テスラと協働するメリット

大きな売上

 

テスラは世界TOP10に入る企業です。

EV(電気自動車)はこれからどんどん増えていくのでまだまだ成長の余地があります。

 

テスラ協働のデメリット

Elon

逆にテスラと協働するデメリットはあるのでしょうか??

 

■テスラと協働するデメリット

イーロン・マスクに振り回される

 

最大のデメリットは、テスラCEOのイーロン・マスクに振り回されることです。

Twitterでも自由な発言で、テスラの株価に大きく影響するほどです。

 

iPhoneを開発したスティーブ・ジョブズの次の革命家とも名高い人物なのでしかたないですね。

 

EV(電気自動車)は中国との価格競争がありますので、値下げが必要です。

もちろん電池の値下げも必要になるので、イーロン・マスクはパナソニックに無理な値下げ交渉をしかけてきます。

 

他には、モノづくりに口出しをすることも多いです。

例を挙げると、「生産ラインの高速化」があります。

 

たくさん電池を作りたいので、無理に生産ラインを高速化。

結果、設備トラブルが多発して逆に生産数は落ちました。

 

改善を重ねて設備トラブルは減りましたが、イーロン・マスクの判断が正しかったかは怪しいです。

パナソニック社員もかなり無理を強いられました。

 

このようなことから、テスラとパナソニックの関係は悪化しており、工場売却の可能性が十分あるのはわかってもらえるかと思います。

 

おまけ

パナソニック関連の記事を執筆していますのでご紹介します。

 

「パナソニックがリストラ!?【元社員が本当の理由を考察】」」

パナソニックがリストラ!?【元社員が本当の理由を考察】

 

「パナソニックの給料事情」

【元社員が語る】パナソニックの年収、福利厚生、社風を徹底解説

 

「パナソニックの闇」の詳細は次のリンクから確認ください。

【元社員が語る】パナソニックの闇5選

 

終わりに

いかがだったでしょうか?

 

この記事では、パナソニック元社員の私が「パナソニックがテスラ株を売却した目的と今後の電池事業について解説しました。

 

パナソニックはテスラとの関係を切るのか!?今後も目が話せません。

 

転職を検討している方は、「転職の手順まとめ」の記事もおすすめです。

成功する転職の手順まとめ【コンサル業界と大手メーカー】

 

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