パナソニックがリストラ!?【元社員が本当の理由を考察】

 

ダツオメ
新卒で三菱電機へ入社
→デロイトトーマツコンサルティング
→パナソニック
→ITベンチャー(コロナ禍 30代で転職)
パナソニックがリストラを始めるらしい
理由が知りたい!

こんな疑問を解決できる記事を書きました!

 

この記事では、パナソニック元社員の私が「パナソニックのリストラの本当の理由を考察します。

 

動画で見たい方はこちらから

 

パナソニックのリストラの内容

2021年のリストラ報道ですが、人事担当の執行役員である三島さんという方から発言がありました。

リストラの経緯から見ていきます。

 

経緯

持株会社へ移行

パナソニックは2022年4月に持株会社へ移行します。

部門毎に株を持った会社にして、本社の承認を得ずに大きな判断ができるため、意思決定を早くする狙いがあります。

■部門の例

・家電

・電池

・メーカー向けの製品

 

人事制度の変更

リストラの背景として、人事制度を「ジョブ型」に変更するのが大きいと言っています。

「ジョブ型」はアメリカでは当たり前となっている働き方です。

職務内容を明確に定義して採用することをいいます。

各分野のスペシャリストを育成する方式です。

分野を絞ることで成果が見えやすく、実力主義にも繋がります。

 

人事制度の詳細は事業会社ごとに異なるようですが、

給料が下がる人も出てくるようです。

表向きは、「人事制度に不満がある人へ向けたリストラの実行」と発言されています。

 

リストラの内容

早期退職制度を実行

「早期退職制度」とは、時期を設定して、その日までに退職すると、退職金が増える制度のことです。

事実上のリストラですね。

 

リストラの本当の理由は?

パナソニックはまだ電池事業の拡大で人員が必要なはずです。

それにも関わらず、人員カットする狙いは何があるんでしょうか?

これは他の企業でも増えてきた、「給料の高い45歳以上を切りたい」思惑が想像できます。

 

今後のパナソニックの鍵

低い営業利益率の脱却

「営業利益率」とは、本業が好調かどうかを測る指標のことです。

メーカーではものづくりで発生した利益のことですね。

メーカーは5%以上で良好と言われていますが、パナソニックは平均で3%くらいです。

営業利益率の上昇に向けて、次の3つがポイントになります。

・社長交代で何が変わるか(2021年6月24日)

・次は何の事業に力を入れるか?
数年電池に力を入れていたが失敗

・電池事業は失敗に終わるのか
多額の投資を回収できないまま終わってしまうのか。

 

営業利益率の話は「パナソニックの給料事情」で詳しくお話しています。

【元社員が語る】パナソニックの年収、福利厚生、社風を徹底解説

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古い体質の脱却

「若手から評判の悪い体質を変えられるか」優秀な若手人材の獲得に向けて大きなポイントになります。

・いまだに創業者を崇拝
綱領の読み上げや、社歌を歌う文化

・サービス残業でやる昇格試験

 

古い体質に関しては「パナソニックの闇」で詳しくお話しています。

【元社員が語る】パナソニックの闇5選

動画で見たい方はこちらから

 

終わりに

いかがだったでしょうか?

 

この記事では、パナソニック元社員の私が「パナソニックのリストラの本当の理由を考察しました。

大手企業でもリストラをする会社が増えてきました。

45歳以上になった時に、仕事がない!とならないようにしっかりスキルを身につけていきましょう^^

未来を考えるにあたって、「2040年の未来予測」の記事もおすすめです。

【エンジニア目線】2040年の未来予測

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