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こんな疑問を解決できる記事を書きました!
この記事では、パナソニック元社員の私が「ギガファクトリー(アメリカのEV電池工場)のデメリット5選」についてお話します。
それでは見ていきましょう!
ギガファクトリーとは
まずは簡単にギガファクトリーについて説明します。
ギガファクトリーとは、テスラの電池組立て工場です。
テスラの敷地内にパナソニックの電池の工場が入っています。
テスラとは?
テスラとは、時価総額が世界TOP10に入るEV(電気自動車)の会社です。
ギガファクトリーの場所
ギガファクトリーはアメリカ西海岸の赤色の印が付いた場所です。
ロサンゼルス、サンフランシスコ、ラスベガスと大都市の近くですが、比較的田舎です。
昔は金と銀が取れて栄えていましたが、今はラスベガスに次ぐカジノの第二都市となっています。
参考 テスラ株の売却
2021年3月にパナソニックはテスラの株を全て売却しました。
テスラ株売却により、ギガファクトリーも売却!?という噂も上がっています。
詳細は「パナソニック テスラ株売却の狙い」の記事を参考にしてください。
ギガファクトリーのデメリット5選
それでは、ギガファクトリーのデメリット5選をみていきましょう!
■ギガファクトリーのデメリット5選
・アメリカ人×モノづくり
・工場の場所
・優秀な人材がいなくなる
・イーロン・マスクに振り回される
・全固体電池の実用化
順番に詳しく見ていきます。
アメリカ人×モノづくり
アメリカとモノづくりは相性が良くないと言われています。
その大きな理由は次の2つです。
人件費が高い
世界No.1のGDPを誇るアメリカ。
場所にもよりますが、人件費はトップクラスに高いです。
人件費が高いとモノづくりの価格競争でかなり厳しい戦いになります。
自由なアメリカ
自由を尊重するアメリカの文化はモノづくりにおいてはマイナスに働くこともあります。
ルールに従ってモノづくりをすることで品質や安全面を保証できるからです。
マザー工場の日本人が許可していない「設備の設定」を勝手に変更してしまうことも、、
工場の場所
工場はカジノ街にあるのでモノづくりに詳しい人が極端に少ないです。
元モノづくり大国の日本では、どこにいっても町工場などがあり、モノづくりに触れている人は多いのでイメージがつきにくいかもしれません。
ネジの締め方から指導するなんてこともあるみたいです、、
優秀な人材がいなくなる
優秀な人材が早期にいなくなってしまうのもデメリットです。
退職が早い理由は2つあります。
アメリカの高い離職率
アメリカでは、転職回数の平均が12回という数字が出ています。
日本と比べて圧倒的に転職回数が多いです。
優秀な人材がテスラに
ギガファクトリーはテスラの敷地内にあるので、優秀な人材は給料が高いテスラに移ってしまうことも多いです。
場所が同じであれば給料が高い方に行くのは自然ですよね。
イーロン・マスクに振り回される
テスラのCEOイーロン・マスクはTwitterでの発言が世界的に注目されています。
もちろん、パナソニックにもいろいろと指示を出します。
急な値下げ要求
中国で格安のEVが出て、EV業界は価格競争が激しくなっています。
EVの半分くらいのコストを占める電池ももちろん値下げの対象です。
イーロン・マスクからかなり厳しい値下げ要求がきます。
モノづくりに口出しも
イーロン・マスクはパナソニックのモノづくりへの口出しもします。
間違った判断も多いので現場が振り回されることもあります、、
全固体電池の実用化
ギガファクトリーではリチウムイオン電池を製造していますが、次の電池「全固体電池」の量産化も見えてきました。
全固体電池が本格的に普及すると、ギガファクトリーは不要になる未来もあるかもしれません。
全固体電池の特徴は次の通りです。
■全固体電池の特徴
・安全
・高いエネルギー容量
※リチウムイオン電池の2倍
全固体電池など、未来の技術の詳細は「2040年の未来予測」の記事をご覧ください。
パナソニックの記事を紹介
最後にパナソニックの記事を紹介しておきます。
終わりに
いかがだったでしょうか?
この記事では、パナソニック元社員の私が「ギガファクトリー(アメリカのEV電池工場)のデメリット5選」について解説しました。
パナソニックがテスラの株を売却したことで、ギガファクトリーの売却の可能性も見えてきました!
今後もパナソニックのニュースは要チェックです。
転職を検討している方は、「転職の手順まとめ」の記事もおすすめです。
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