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面接対策を教えて欲しい!
こんな疑問を解決できる記事を書きました!
この記事では、複数の大企業への転職経験がある私が「大企業に受かる、面接対策」について実例付きでお話します。
動画で見たい方はこちらから
それでは早速見ていきましょう!
面接で押さえておくポイント
まずは面接で押さえておくポイントから説明します。
同じ質問に3回、深堀りされても答えられるか?
これが非常に重要になります。
「なぜなぜ分析」と言われたりもしますね。
質問の深掘りは面接対策になるだけではなく、自分の考えを整理するのにも役立ちます。
事前の対策で差がつくポイントなのでしっかり押さえておきましょう。
面接でPCを使う
回答内容を丸暗記する人がいますが、その必要はありません。
PCを使うのは二つの理由からです。
1.質問内容の回答を見る
2.会話のメモを取る
面接は暗記力を競うゲームではありません。
楽できるところは楽をしましょう^^
丸暗記しないことで、会話の流れから柔軟に回答することにも繋がります。
また、ビジネスマンとしてメモを取るのは常識です。
面接官もしっかり話を聞いてくれている!という印象を持ちますので好印象にも繋がります。
面接官が知りたい4つのこと
面接官が知りたいことは大きく4つに分けることができます。
難しいカタカナが出てきますが、後からしっかり説明しますのでご心配なく^^
■面接官が知りたい4つのこと
・テクニカルスキル
・ポータブルスキル
・スタンス
・ポテンシャル
テクニカルスキル
一つ目はテクニカルスキルです。
「テクニカルスキル」とは専門的なスキルのことをいいます。
例えば、会計、税務、プログラミング、機械設計のようなスキルのことです。
面接では、職歴や資格、経験から判断できます。
ポータブルスキル
二つ目はポータブルスキルです。
「ポータブルスキル」とは、持ち運びができるスキルのことをいいます。
■ポータブル(portable)とは
・port:移動
・able:できる
つまり、どの業界でも使えるスキルのことをいいます。
ポータブルスキルには次のようなものがあります。
・コミュニケーション能力
・課題解決能力
・人のマネジメント能力
・主体性
・行動力
スタンス
三つ目はスタンスです。
「スタンス」とは仕事に対する価値観のことをいいます。
要するに、その会社にマッチする人か?を見られるということです。
■スタンスで見られること
・仕事に何を求めているか?
・キャリアプラン
ポテンシャル
四つ目はポテンシャルです。
「ポテンシャル」とは、秘めた力のことをいいます。
まだ成果は出ていないが、今後、実績を出してくれそうな人のことです。
未経験の分野や新卒の時に、特に見られる傾向があります。
「ポテンシャル採用」という言葉もありますね。
「ポテンシャル採用」は、人材不足のITなどの業界で積極的に採用されています。
■ポテンシャルで見られること
・基礎学力
・学歴
・資格
質問内容は決まっている
前述のように、面接官が知りたいことが決まっているということは、「質問内容も決まっている」ということです。
予想される質問内容を見ていきましょう。
テクニカルスキル
・職歴
・現職の課題は?
→解決方法も
ポータブルスキル
・自己紹介
・自分の性格
-長所
-短所
・今までの経験
-成功体験
-失敗体験
スタンス
・転職理由
・志望動機
・この業界を選ぶ理由
・この職種を選ぶ理由
・この会社を選ぶ理由
・キャリアプラン
ポテンシャル
・学歴
・資格
逆質問
逆質問は、面接慣れしている人と、 慣れていない人で差がつくポイントになります。
最低でも5個は考えておくのがおすすめです。
3個ですと、面接で先に話題に上がってしまうこともあります。
質問は、対話形式の面接であれば、途中で質問してもOKです。
最後に質問がなくなってもOK。
「〇と〇と○を聞くつもりでしたが、途中で回答を頂きました」と答えれば大丈夫です。
3個しかないと、それだけ?となる可能性がありますが、5個も用意しておけば、その会社に興味があることを伝えることができるはずです。
面接慣れしている人であれば、面接で新たに感じた疑問点も質問しましょう。
ここで差がつきます!
興味がある会社、緊張していなければ自然と質問が出るはずです^^
面接の回答例
ここからは私が実際に使用した回答例をみていきます。
メーカーからITエンジニアへの転職の例を説明しますが、どの業界でも関係しますので参考にしてみてください^^
回答のポイント
まずは回答のポイントをチェックしましょう。
・1分以内で回答する
・会話を意識する
-喋りすぎない
面接といっても、ただの会話です。
相手を無視して、喋りすぎないようにしましょう。
会話だと相手によって話し方を変えると思います。
面接でも同じです^^
参考
大企業への転職を目指している方は、「大企業へ!転職術を大公開」の記事もチェックしてみてください。
動画で見たい方はこちらから。
ITエンジニアを目指す方は「IT企業への転職記録」もおすすめです。
動画で見たい方はこちらから。
テクニカルスキル
それでは面接の回答例を見ていきましょう。
職歴
職歴は、職務経歴書を見せながら説明をします。
まずは概要を簡潔に伝えます。
詳細は、質問を回答する形で面接官に伝えるのがおすすめです。
現職の課題は?
こちらはパナソニックの例です。
課題の対策も答えるのがポイントです。
・年配の層が多く、下への権限移譲が進んでない
→役職定年を積極的に活用
・合併が多く、いろいろなルールが混在している
→トップダウンでルールの統一化が必要
ポータブルスキル
自己紹介
自己紹介では喋りすぎないように注意が必要です。
アピールしようと、ついつい喋りすぎちゃいますよね。。
面接官が興味があることは後から質問してもらえますのでご心配なく。
○の製品に携わっています。
○向けにITシステムの企画から導入まで一貫して行っています。
自分の性格
短所では、短所を補うために何をしているのか?も合わせて回答するのがおすすめです。
問題解決能力を伝えられるだけではなく、話をポジティブな内容で終わらせることで、心理学的にも好印象を持ってもらう効果があります。
・長所
新しい開発業務は、楽しみながら疲れ知らずに働きます。
・短所
ルーティンワークには楽しさを感じず、作業効率が落ちる
・短所を補うために
事務作業のルーティンワークはマクロで自動化に挑戦します。
成功体験
成功体験は、「何が難しかったか?」と、数字でわかる「定量的な効果」を伝えることが重要です。
誰が聞いても、よくやってるな!といった印象を持たせられるか?確認するようにしましょう。
・業務内容
アメリカ工場へのITシステム導入
・何が難しかったか?
言語だけでなく、文化の違いが難易度が高かった。
ITシステムの企画、導入が初めてで規模も大きかった。
・定量的な効果
○億円の生産性の改善効果があった
失敗体験
失敗体験では、「経験から何を学んだか?」を合わせて回答するのがおすすめです。
失敗することは誰にでもあるので、その失敗をどうやって次に生かすのか?が重要になります。
・業務内容
文化が全く違う人たちに、システムの優位性を伝えて、継続した運用まで行ってもらうこと。
・失敗の内容
一ヶ月のスケジュールが遅れた
・経験からの反省
-語学力
→反省から、英語を勉強してTOEICを700点以上に上げた。
英会話の学習も同時に行って、基本的な会話はできるようにした。
-文化の違い
スケジュールにルーズな人が多い
→週2回のフォローを実施
-自分の成果にならないことをやらない
→アメリカの上司にも定期連絡
メンバーの成果をアピールするように努め、メンバーのモチベーション維持に役立った。
スタンス
転職理由
・システム開発の知見がほしい
開発は外注したが、難易度や工数がわからなかった。
外注から提案された条件のまま発注した。
自分の代わりはいくらでもいて、市場価値が上がらないと感じた。
志望動機
・業界
IT業界
→開発を専門的にやりたいため
・職種
システム開発
・会社
自社開発の企業
→最新の技術を自分で選択できるため。
今後のキャリアプラン
今後のキャリアプランを伝える前に前提をお話するようにしています。
■前提
・期間はやってみないとわからない
・市場の変化でも変わる
IT系に興味がある方は「プログラマーの種類」の記事もおすすめです。
動画で見たい方はこちらから。
キャリアプランは「短期」「中期」「長期」に分けてお話しするようにしています。
・短期(1~3年)
バックエンドで価値を提供できる存在になる
・中期(4~6年)
別の技術(言語、AI、スマホアプリ)の習得
・長期(7年~)
3つの選択肢の中から1つ選んで専門性を高める
-開発のプロフェッショナル
-上流工程
-プレイングマネージャー
キャリアプランで伝えたいことは、次の4つです。
・長く働いてくれるか
・成長していってくれるか
・長期的に物事を考えられる人間か
・ロジックはしっかりしているか
自分が成長しながら、会社にメリットを与えられる人材になることをアピールしましょう。
ポテンシャル
資格の説明では、なぜその資格を取得したか?答えられることが大切です。
○学歴
履歴書から説明
○資格
履歴書から説明。
・簿記3級
会社の経営状況を理解できるように。
・FP(ファイナンシャルプランナー)3級
家計管理と節税のため。
プライベートのことでもOKです。
思考が合えば話が広がることもあり、好印象に繋がります。
・TOEIC700点以上
海外で働きたかったので。
・ITパスポート
どの業界でもITの知識が必須となっているので。
逆質問
・何の技術を担当できるか
・ネット検索で、当社の強みは○だと理解しているが、ネット検索だけではわからない「強み」や「弱み」があるか
→調査済みで会社に興味があることをアピール
・入社前に学習しておいて欲しいこと
○をやる予定だが、他にも学習しておいて欲しいことがあるか。
※20代の若手におすすめ
・技術的な質問
フレームワークは何を使っているか
・コロナ影響は?
受験している時点で悪い企業ではないと思いますが、直近の情報を取得するために質問します。
上場企業で、ネットから経営状況が見られる場合は、事前に情報を取得しておく必要があります。
終わりに
いかがだったでしょうか?
この記事では、複数の大企業への転職経験がある私が「大企業に受かる、面接対策」について実例付きでお話しました。
転職を検討している方は、「転職の手順まとめ」の記事もおすすめです。
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