Web系エンジニア市場価値向上のロードマップ【30代未経験転職】

 

ダツオメ
新卒で三菱電機へ入社
→デロイトトーマツコンサルティング
→パナソニック
→ITベンチャー(コロナ禍 30代で自社開発企業へ転職)

時間や場所に縛られない働き方がしたい!
Web系エンジニアがいいって聞くけど、どんな人生設計をすればいいんだろう?

こんな疑問に対して、30代未経験でWeb系自社開発企業に転職した私が描いている「市場価値向上に向けたロードマップ」を紹介します。
Web系エンジニアの転職を目指している方は転職がゴールではありません。
転職後のキャリアプランをしっかり設計できれば将来の不安を減らすことができます^^

 

Web系エンジニア市場価値向上のロードマップ

Step1 自分の目指す方向を決める

ロードマップ

まずは自分の人生をどうしたいか?を考えます。

 

ダツオメ
色々な場所に住みたい!
様々な仕事や、やったことがない体験をしたい!

私の願いを叶えようとするとお金時間どこでも働けるスキルが必要です。

贅沢な話ですが笑

 

そこで「高単価で時間と場所に縛られない働き方」を軸に職種を考えることにしました。

この軸で仕事を探して

・市場が伸び続けて10年後も人員不足が叫ばれており高単価な
・PC1台で時間と場所に縛られない求人が多い

Web系エンジニアに辿り着きました。

 

Web系エンジニアとは?確認したい方はこちらの記事を参考にしてください。

Web系ITエンジニアとは【30代未経験がコロナ禍に転職】

 

当時の苦悩

大手メーカーで年収が650~750万円、福利厚生も充実した環境だった。
しかし、メーカーで働き続けると会社に属した働き方しかできず、時間と場所を縛られてしまう。

→エンジニア転職1年目は年収が350~450万円になるが、長期視点を持って転職を決意。

 

Step2 Web系の世界へ潜り込む

Web系エンジニアになると決意して、次にWeb系の世界へ潜り込む手段を考えました。

30代未経験、しかもコロナ禍での転職とかなり条件が悪かったのでポートフォリオは必須だと考え、プログラミング学習を始めました。
※ポートフォリオ:転職時に勉強の成果を見せる作品のこと

 

プログラミングの学習方法にはいくつか選択肢があります。

プログラミング学習方法

・書籍
・インターネット検索
・オンライン教材(無料 or 有料)
・プログラミングスクール
・メンター(先生)を雇う

 

私はコスパと早期転職の面から、「progate(無料)」と「udemy(有料)」を選択しました。

作成したポートフォリオ

作品:Q&Aサイト(最低限の機能だけ)
言語:Ruby
フレームワーク:Ruby on Rails

→学習コストが低く
Web系の求人が多い言語とフレームワークを選択
※学習コスト:学習の難易度と学習範囲のこと

 

学習の詳細はこちらの記事をご覧ください。

【コロナ禍 30代転職】IT Web系自社開発企業への転職記録

 

ポートフォリオの作成はとにかくスピードを重視。

Web系の世界へ少しでも早く潜り込んで、多くのメリットを享受したかったからです。

Web系の世界へ早く潜り込むメリット

・学習モチベーションの維持
・実務を通じた効率のいい学習
・プロに質問できる環境
・給料をもらいながらやらなければならない環境
・「Web系エンジニア○年以上経験」の錯覚資産の獲得
※錯覚資産:学歴や仕事の経験など、自分の単価を高くするのに役立つ経歴

 

Step3 基礎スキル習得、錯覚資産の獲得(エンジニア経験1~2年)

早期の転職にはたくさんのメリットがありますが、その中でも一番意識していたのは、「Web系エンジニア○年以上経験」の錯覚資産の獲得です

錯覚資産の獲得で次のStep4で職場をうつる時に大きく給料アップが可能です。

参考までにレバテックフリーランスのPHP案件の単価相場です。

経験年数が1年違うだけで収入が大きく変わることがわかります。

PHP案件の単価相場(フリーランス)

実務経験1年以上:~65万円/月
実務経験2年以上:~75万円/月
実務経験3年以上:~80万円/月
実務経験5年以上:~95万円/月

 

STEP3では、もちろん錯覚資産だけでなく、プログラミングスキルとITの基礎知識の習得にも努めます。

スキルがなく錯覚資産の高単価に釣られて転職をすると、次の職場で大きなストレスを抱えることになります。

 

Step4 市場が伸びる技術へうつる(エンジニア経験3~5年)

Web系の世界へ潜り込む時には、学習コストが低く、求人数が多い言語(RubyかPHP)を選択するのがベターです。

1社目で経験を積んで、ここからは学習コストが高くても給与が高く将来性がより高い言語にシフトします。

現時点で私が有望だと考えている言語は3つです。

 

・Kotlin
日本で最も案件数が多いJavaの上位互換の言語。
Androidの公式開発環境に認定され将来性が高い。

 

・Go
2012年にGoogleが開発し、「Web系」だけでなく「スマホアプリ」も開発可能で将来性が高い言語。

 

 

・Python
2021年2月8日のソフトバンクの四半期決算発表で、日本No.1の投資家で経営者である孫さんが「これからはAIに振り切る」と発言されました。
日本トップの人材がこれからAI革命が起こると言っているので、その波に乗らない手はありません。
AI分野で将来性が最も高いPythonは外せません。

 

Step5 どの領域を伸ばすか選択(エンジニア経験6年~)

最後のStep5です。

ここまでくると5年以上も先の未来ですので、どの領域を伸ばすかはその時の市況に合わせてフレキシブルに変更する必要があります。

・手を動かすエンジニアのスペシャリスト
・要件定義、設計などの上流工程
・人を動かすマネジメント
・事業化
・AIエンジニア

「手を動かすエンジニアのスペシャリスト」と「上流工程」ですが、現時点の日本では上流工程を目指す方が圧倒的にコスパがいいです。

時給単価が1~2万円の案件を狙うことも可能です。

 

しかし、海外で見るとエンジニアのスペシャリストの方が高単価をもらえている事例が多くあります。

海外の働き方を追随している日本では、5年後に同じ状況が起こり得ますので、市況を追い続けるのは非常に重要です。

 

終わりに

いかがだったでしょうか。

 

この記事では、30代未経験でWeb系自社開発企業に転職した私が描いている「市場価値向上に向けたロードマップ」を紹介しました。

あくまで現時点のロードマップであり、「市況」や「知見を得ることで自分の興味が変わってくること」を考慮して、ロードマップはアップデートし続ける必要があります。

 

この記事が、これからの人生設計を考えている方の参考になれば幸いです。

 

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