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ソフトバンクの決算発表
決算発表の概要
まずは簡単にソフトバンクの決算発表の概要です。
2020年4~12月期の連結決算は、純利益が3兆円超えと日本歴代一位となりました。
年間ベースでもトヨタの2.5兆円が今までの最高でしたので、3兆円超えがどれだけ凄まじい数字かわかると思います。
最先端の技術
それでは決算発表で話が出た、最先端の技術を紹介します。
今後世界はどうなるか?
どの業界に行けば稼げるのか?
見えてくるね!
ソフトバンクのCEO孫さんは「今後、AIに特化して投資をしていく」と何度も発言しました。
以前からAIへの投資をしていますが、ここまで極端な発言をしたのは初めてです。
決算発表の中でも特に特徴的だったのが、「GDPの1%の広告と10%の小売をいくらか置き換えただけで世界のTOP10の8社が産まれた」との発言。
AIは「サービス業、製造業、医療、物流、不動産など」様々な産業を変革させる力を持っています。
技術紹介では「AI×分野」に特化した説明でした。
EdTech(Education × Technology)
EdTechは日本ではまだまだ浸透していませんが、IT大国の中国とインドを中心に盛り上がっています。
オンライン学習はコロナ禍での親和性も高く、今後は世界中で成長していく産業です。
決算発表で話に出た3社を紹介します。
Vip THINK
AI × 幼児教育
○概要
・中国の幼児向けオンライン教育プラットフォーム
・社長はオンラインゲーム会社に勤めており、子供が産まれのをきっかけに趣味で教育ゲームを作ったのがきっかけ
・固定のメンバーで親を含めて競走しながら勉強
→毎日が運動会のように楽しく学習できる
○詳細
・AIを徹底的に活用
正答率、解答スピード、姿勢、表情、音声から問題を出題
・家庭教師とWin-Winの関係を構築
小さな子供だけでは学習の継続が難しく家庭教師をつけるパターンが多い。
オンラインだと家庭教師は複数人教えられるので効率が良く、給料も上昇傾向にある。
unacademy
AI × 高等教育
○概要
・インドの創業して2~3年の企業
・「大学入試、公務員試験、英語教育、プログラミング」と多岐に渡る学習を提供
・ユーザー数4,600万人
○詳細
・先生を成長させる仕組みづくり
先生に投げ銭機能があり、先生もモチベーション高く成長していく仕組みがある。
keep
AI × フィットネス
○概要
・中国で大人気のサービス
・ユーザー数は2.1億人で毎月1,000万人増加中
・創業者が30才
○詳細
・独自のSNSを活用
友人と競走しながらできるのが魅力
・AIでパーソナライズ化
個人個人で最適な運動のメニューを自動で提案してくれる
・圧倒的なユーザー数
日々大量のデータ収集して改善が行われている
MedTech(Medical ×Technology)
医療はAIと親和性が高いと言われています。
今までは医者の知識と経験に頼っていた診断も、AIで大量のデータから最適な治療を導き出すことが可能です。
日本では個人の健康データを一括管理する動きが進んでいます。
決算発表では、MedTechの中でも最先端の技術が紹介されました。
少し難しい技術になるので興味が薄い方は読み飛ばしてください。
seer
AI × プロテオーム解析
○技術の概要
・「DNA」と「タンパク質」のデータから現在と将来の病気を洗い出す技術
-DNA→将来の病気のリスクを予測
-タンパク質→タンパク質の種類と量から現在の状態を把握
・分析の効率化
-ナノ粒子に付着させて分析を大幅改善
→9倍の検出確率UP
→分析の所要時間を17倍削減
TESSERA
AI × 遺伝子治療
○技術の概要
従来では投薬や手術が必要だった遺伝子異常による疾患(ガンや糖尿病など)を遺伝子そのものを書き換えて治療する技術
決算発表では動画を交えて説明がありますが、SF映画のような世界です。
ソフトバンクのこれから
今回紹介のあった技術も含めて、「これらの技術を日本に上陸させる」との発言がありました。
最近でもGAFAやuberが日本にも参入して大きな市場となりました。
ソフトバンクは中国やインドで利益を出していますが、これから各国で技術を横展開させることによってさらなる利益が出る事は間違いありません。
日本で有名になったPayPayも技術はインドから中国。中国から日本へ輸入しただけです。
「ソフトバンクはAI革命に特化して、ベンチャー創業者により大きなビジョンと大きな資金を与える」
そして、「より早く、大きく伸ばす」と宣言がありました。
AI革命はこれからです。
繰り返しになりますが、「GDPの1%の広告と10%の小売をいくらか置き換えただけで世界TOP10の企業の8社が産まれました」
これからは小売、医療、教育、交通、金融とAIに置き換わる中で、新しい企業が世界TOP10入りをするかもしれません。
既に大量のデータを収集している世界TOP10の企業がますます力をつけていくかもしれません。
今後はどの領域で戦うべき?~エンジニア目線~
この記事でソフトバンクの決算発表の概要を知って、エンジニアの方々は希望が持てたのではないでしょうか。
AI革命には、基盤としてIT技術が必須です。
これからIT業界に飛び込もうとしている方はこちらの記事を参考にしてください。
AI革命の恩恵をしっかり受けたい方は、AI領域で最も活用されているPythonを学んでAIの世界に飛び込んでみてください。
終わりに
いかがだったでしょうか。
この記事では、「ソフトバンクグループ2021年第3四半期決算発表」をITエンジニア目線で解説しました。
3ヶ月に1回あるソフトバンクの決算発表は、今後の世界の動向を予想するのに非常に参考になります。
最先端の技術紹介もあり学びが多いです。
もっとこんなことも知りたい!など、ご意見・ご感想ありましたらお気軽に以下のコメントやTwitterより投稿をお願いします。