「転職の思考法」要約【外資系コンサル、大手メーカー転職成功者の感想】

転職を考えている人のバイブルとなっている「転職の思考法」

 

売上は、ついに18万部を突破しました。

 

 

この記事では、大手メーカーと外資系経営コンサルタントに転職を成功した私が、「転職の思考法」の要約と私の意見を踏まえて解説します。

 

 

 

マーケットバリューは 1.技術資産 2.人的資産 3.業界の生産性 で決まる

 

転職の思考法 マーケットバリューの測り方

 

 

マーケットバリュー(市場価値)は 1.技術資産 2.人的資産 3.業界の生産性 で決まると筆者は主張しています。

 

1.技術資産

専門性

 

 

 

「技術資産」とは次の数式で表すことができます。

 

「技術資産」=「専門性」×「経験」

 

「専門性」とは、経理、マーケティング、プログラミングスキルなどのことです。

 

 

「経験」とは、職種に紐付かない技術のことです。

 

例えばプロジェクトリーダーや役職の「経験」です。

 

 

他の会社で活かすことができないことは「技術資産」とはいえません。

 

例えばプログラミングスキルでいうと、古い言語を使っており、他社では需要が低いなどです。

 

需要が低い「技術資産」を磨いても転職では有利になりません。

 

 

20代は専門性を取り、それを活かして30代は経験を取れ

 

最近では30代で別の業界に転職することも可能になっています。

 

しかし、若い時に「専門性」を磨くべきというのは事実です。

 

 

私の転職経験でも、まずは「専門性」

 

次にプロジェクトリーダーなどの「経験」を見る会社がほとんどでした。

 

 

まずは個人で「専門性」を磨き、成果をあげる。

 

次のステップで自分ができることを複数人に仕事をふり、より大きな成果をあげる「経験」を得る。

 

これは自然な流れになります。

 

 

 

これができていればキャリアをコントロールできる状態(どの会社でも求められる人材)になります。

 

会社の経営はコントロールできないので、その会社でしかバリュー(需要)がない方はリスクが高いです。

 

 

2.人的資産

人的資産 仲良しの人たち

 

 

「人的資産」とは人脈のことです。

 

「人的資産」は40歳以降に身に付けろ!と本書では書かれています。

 

どんなに「技術資産」を身に付けても、「人的資産」がなければ仕事をもらうことができません。

 

 

例えばコンサル業界でいうと、「人的資産」で取る仕事がほとんどです。

 

以前、仕事をして成功をおさめて、もう一度仕事をもらうことが多いです。

 

信頼も実績もないところには仕事が集まってきません。

 

 

どの会社でも優秀な人に仕事が集まるのは、その人が「人的資産」を保有しているからです。

 

もちろん社内だけの「人的資産」は価値が低いですが、、

 

 

3.業界の生産性

業界の生産性 IT

 

「業界の生産性」とは、1人あたりがどれだけ価値を生んでいるか。ということです。

 

例えば市場が伸び続けているITの市場は「業界の生産性」が高いと言えます。

 

1人あたりの利益が高ければ、1人の給料が高くなるのは想像できますね。

 

 

 

会社選びの3つの基準

 

1.マーケットバリューが伸びているか

 

筆者は次の2つに注目して欲しいと言っています。

 

 

 

複数のベンチャーが参入している業界

 

複数のベンチャーが参入するということは、投資家たちがその分野を注目しているということです。

 

情報感度の高い投資家が注目する業界は今後、成長する可能性が高いです。

 

 

 

既存の業界の非効率をつくロジックに着目する

 

簡単なところで言うと、ルーティン作業の自動化や電子化があたります。

 

身近なところでいうと、無人コンビニの実験も始まっていますね。

 

 

 

 

有名な投資家の投資先へ注目する

 

これは本書には書かれていませんが、インフルエンサーの意見としても多いです。

 

例えば日本でいうと、孫正義さんの投資先へ注目するということです。

 

孫さんでいうと、明らかにAI関係の会社への投資が多いですね。

 

 

 

2.働きやすさ

 

「マーケットバリュー」と「働きやすさ」は長期的には一致します。

 

「マーケットバリュー」が伸びていない会社では、利益を出すのに必死になりパワハラなどが起こりやすい環境に陥ります。

 

 

「マーケットバリュー」が伸びている会社では、新しいことにチャレンジする余裕もあり、個人の意見も通りやすく、働きやすい環境になる傾向があります。

 

 

3.活躍の可能性

 

「活躍の可能性」には次の3つを確認する必要があります。

 

①会社はどんな人材に、どんな活躍を期待しているのか

②社内で活躍して評価されている人はどんな人物か?

③中途入社でも出世している人がいるか?中途入社でも働きやすいか?

 

 

この3つを確認して、その会社で自分が活躍できるイメージを膨らませることが大切です。

 

 

 

 

being型の人間が99%

 

 

著者は「to do型」「being型」2種類の人間がいると言っています。

 

筆者の意見では、99%の人が「being型」との認識です。

 

to do型

 

「to do型」とは、「何をするのか」に重きを置く人物です。

 

明確な夢や目標を持っている人が多いです。

 

スティーブ・ジョブズなどの有名な企業家がこれにあたります。

 

 

being型

 

「being型」とは、「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視する人物です。

 

 

being型が仕事を楽しむための2つの条件

 

99%が「being型」なので、その状況を楽しむにはどうすれば良いか考えていきましょう。

 

私も「being型」に当てはまります。

 

 

1.マーケットバリューを高める

 

ロールプレイングでいうと、主人公のレベル上げのイメージです。

 

どんな状況に置かれても楽しめるように、レベル上げが必要になります。

 

 

2.小さな嘘を最小化する

 

厳しすぎる状況にいると、小さな嘘をたくさんつく必要があります。

 

サラリーマン経験が長い方はほとんどの人が経験あるのではないでしょうか、、

 

次の2つを確認してみてください。

この2つが悪い状態にあれば転職の検討をおすすめします。

 

環境はいいか?

 

過剰なストレスがたまる環境ではないか?

 

 

 

緊張と緩和のバランスは適切か?

 

仕事が楽すぎておもしろくない。

逆に高いレベルを求められすぎていることはないか?

 

 

 

終わりに

 

いかがだったでしょうか。

 

この記事では、18万部以上も売り上げた名著「転職の思考法」を大手メーカーと外資系経営コンサルタントに転職を成功した私の意見を踏まえて解説しました。

 

どうすれば自分の「マーケットバリューを上げられるか」

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

 

 

 

転職を考えている方は「成功する転職の手順まとめ【コンサル業界と大手メーカー】」の記事も参考にしてください。

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