ITエンジニアに転職して3ヶ月の記録【コロナ禍 30代転職】

 

ダツオメ
新卒で三菱電機へ入社
→デロイトトーマツコンサルティング
→パナソニック
→ITベンチャー(コロナ禍 30代で自社開発企業へ転職)

この記事では、コロナ禍に30代未経験でWeb系自社開発企業に転職した私が「入社3ヶ月で実施した研修と実務」についてお伝えします。

 

エンジニア転職に成功しても、最初は不安が多いと思います。

環境の変化で身体に1番負荷がかかる入社3ヶ月の作業をイメージして不安要素を減らせれば幸いです^^

 

Youtubeで見たい方はこちらから

転職先の紹介

会社によって入社後の3ヶ月に何をするのか変わってきます。

創業何年か、従業員数、利益率の高さなどなど。

私の例を参考までに紹介します。

 

会社の概要

創業:10年程度
従業員数:約100人
形態:自社開発企業(一部受託案件もあるハイブリッド)
領域:自社製品のハードとソフトをBtoB向けに販売
自社製品からデータを収集し、分析、クライアントに改善提案までを提供する
魅力:領域が幅広く、さまざまな技術に触れられる

 

・使用言語
-フロントエンド:HTML / CSS / JavaScript
-バックエンド:PHP(メイン) / Ruby
-アンドロイド:Kotlin
-iOS:Swift
-組み込み系:C+
-分析:Python
・クラウド
AWS / Azure
・RDBMS(Relational DataBase Management System)
MySQL

 

入社3ヶ月で実施した研修

研修

転職先は2.5ヶ月みっちり研修をしてくれる会社でした。

ITエンジニアの研修では、他職種の眠たくなるような研修ではなく、課題が与えられてごりごりコードを書く研修が多いです。

 

研修の進め方は次のイメージです。

課題が与えられる

コードを書いてGitで管理
※Git:コードの変更履歴を記録・追跡するためのツール。チーム開発では必須

デプロイ
※デプロイ:googleやYahoo検索などで見える状態にすること

先輩へコードレビュー

コード修正

 

当社で行う研修は次の通りです。

自社はPHPが主要言語なので、研修もPHPがメインです。

 

自己紹介の作成

開発メンバーに自己紹介も兼ねて作成します。

HTMLとCSSを使ってみる、基礎中の基礎の研修です。

 

企業のWebサイトの再現

存在する他の企業のWebサイトと同じものを作成します。

HTMLとCSSを使って「自己紹介の作成」よりも難易度が高い成果物を作成して言語の理解を深めます。

 

課題はpdfで与えられ、Chrome Developer Toolsを使用して答えが見れないようになっています。

※Chrome Developer Tools:WebサイトのHTMLとCSSを確認できるツール

作成に時間はかかりますが、試行錯誤して課題解決する自走能力を鍛えることができます。

 

Bootstrap5、AdminLTE3の使用

フレームワークで有名なBootstrapBootstrapを使用したテンプレートのAdminLTEの使用方法を学びます。

「自己紹介の作成」「企業サイトの再現」はHTMLとCSSの理解を深めるために1から作成します。

しかし、実際の現場では1からWebサイトを作ることは時間もかかり、セキュリティやメンテ性の面でも不利なのでフレームワークを利用することがほとんどです。

 

アクセスカウンタの作成

ここからPHPの研修です。

Webサイトのアクセス回数をカウントするシステムを開発します。

一言でアクセスカウンタと言っても色々と応用ができ、学びが多い課題です。

応用例

-カウンタの数字を画像に変更

-カウンタの総合計、昨日のカウンタ、今日のカウンタを別々に表示

-データ管理をメモ帳、csv、excelと色々な方法で試す

-同じユーザーの24時間以内のアクセスをカウントしない(cookieを利用)

 

MySQL基礎

MySQLの関数を学びます。

DBからデータを引っ張ってきたり、表同士を結合したり。

PHPと比較すると関数の数も少なく、スムーズに進みます。

 

掲示板の作成

Web開発の基礎となるCRUD(Create、Read、Update、Delete)を学びます。

入社時に使用するポートフォリオで作成した人も多いのではないでしょうか。

掲示板も「アクセスカウント」と同様に応用がたくさんできますので学びが多い課題です。

応用例

-検索機能の追加

-メールアドレスをクリックしてメール送信画面を立ち上げ

-ページング機能の追加

-DBの利用

 

入社3ヶ月で実施した実務

緊急案件があり、研修を一時ストップして実務に入りました。

研修はフレームワークの課題が残っているので、実務が落ち着いたタイミングで再開する予定です。

 

Web制作

初の実務はWeb制作の案件でした。

業務の比率としてはWeb制作案件は5%以下となりますが、納期が厳しく開発からも3人アサインされました。

 

ここでは初めてJavaScriptを使用。

バックエンドからJSONで時間データを取得して、時間ごとにWebサイトの画像や動画を変更するというものでした。

※JSON(JavaScript Object Notation):様々な言語間でデータ交換をするための保存用式

 

そのほかにはHTMLの変更や取り込み用のデータ作成を実施。

 

技術力が低いために単純作業を振られることも多く、早期の技術習得の必要性を再確認できた案件でした。

 

終わりに

いかがだったでしょうか。

 

この記事では、コロナ禍に30代未経験でWeb系自社開発企業に転職した私が「入社3ヶ月で実施した研修と実務」についてお伝えしました。

未経験から即戦力になるには大変ハードなエンジニア業界。

入社前に研修の期間と内容をしっかり確認しておきましょう。

 

研修内容は会社によって変わるので色々な人の記事を確認してみてください^^

 

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